覚悟の深さ

僕たちのチームはより高いレベルを目指すと同時に、色んな人達から応援されるチームを目指しています。

昨年から地域貢献活動として、金沢市立杜の里小学校にフラッグフットボールの授業支援を行っています。今年は5年生の体育の授業としてフラッグフットボールをする事となり、僕たちEVERGREENが先生方をサポートする事になりました。

作戦を教える前に基本動作となるハンドオフやブロックを教えましたが、相手は小学生なので専門用語も通じず、目の前でお手本を見せても違う動きをしたり、人に何かを教える事の難しさを痛感しました。次の授業ではそれぞれの部員が、家で自分なりの教え方を考えてきていて、楽しそうに教えているのをみるとリーダーとして非常に嬉しかったです。

授業の後半では小学生同士で試合を行いましたが、子供たちが大学生をも騙す演技力でフェイクをしてタッチダウンをとっているシーン、また作戦を自分たちのチームで考えてきているチームもあり、短い期間で小学生の成長を見ることもできました。また指導の後には懐かしい給食も一緒に食べる事が出来ました。

小学生は面白い事には夢中になって取り組みます。みんなで協力して作戦を成功させる楽しさは、小学生も大学生も根本的には同じなんだと改めて感じました。地道なトレーニングや体重を増やしたり、ひたすら走り込みする事も、練習以外の時間でミーティングや自主練習する事も、強い相手に試合で勝った時の喜びが大きくなるからです。フットボールをする事そのものが楽しいんだと思います。

「覚悟の深さは、裏切れない人の数に比例する」昨年の主将だった濱辺さんの言葉ですが、今回のフラッグフットボール指導で僕たちには裏切れない人たちがたくさん出来ました。29日(土)の福井県立大学との試合は、僕たちEVERGREENの覚悟の深さを、応援してくれる全ての人に見せたいと思います。

 

3年生 LB/OL/フラッグリーダー
井川 創太