【Last As One】主将 QB#6 金和達也

 11/8(日)に行われた福井大学とのオープン戦を持ちまして、2020EVERGREENは終了いたしました。

 昨年は打倒九州を目標に活動しましたが、北陸リーグの優勝決定戦で敗れ、目標とする相手に挑戦することすら出来ませんでした。EVERGREENが2018,2019と2年連続で達成できなかった目標である打倒九州を絶対に達成すると誓い、新チームがスタートしました。

 私自身QBをしながら主将をするという選択をすれば、過酷な1年になることは目に見えていました。しかし、たとえどんなに苦しい思いをしてでも自分がチームを勝たせる、という強い気持ちがあったので主将になることを決心しました。

 この1年は自分たちの手ではどうしようもない事の連続でした。西日本選手権の編成が変わったり、選手権そのものがなくなったり、その都度チーム目標を変更したり、試合が延期になったりと例年にはない出来事だらけでした。そんな中でも自分自身の気持ちに折り合いをつけ、前を向いて活動しました。

 それができたのも、As Oneという自分たちが思いを込めて掲げたスローガンがあったからだと思います。1人1人が全力を尽くす、チームが1つになる、そういうチームにしようと私は常々部員に言ってきました。福井県立大学戦のハドルで仲間の顔を見たときに、As Oneを肌で感じました。チームメイトだけでなく、関わってくださった方々のためにも、そして自分のためにも福井県立大学に圧勝してやると思っていました。しかし、力及ばず2年連続で敗れてしまいました。勝利という結果で応えることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです。全ては主将である私の力不足です。

 一緒に戦ってくれたチームメイト、仕事の合間を縫って私たちに様々なことを教えてくださったコーチの方々、応援してくださったOB/OG,保護者の方々、EVERGREENファンの方々、たくさんの人の支えがあったからこそアメリカンフットボールに情熱を燃やし本気で打ち込むことができました。本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。アメリカンフットボールという競技、そしてEVERGREENというチームに出会えて本当に幸せでした。

 最後の年は「覚悟」という言葉の意味について深く考えさせられました。EVERGREENでのフットボール生活を通じて私は、“覚悟とはいかなる困難な状況でも折れない強い意志”だと学びました。勝利を目指す以上、必ず困難な状況に直面します。後輩達には是非、強い“覚悟”をもって困難を乗り越え、目標を達成してほしいと思います。現在、3年生を中心に2021EVERGREENが動き始めようとしています。彼らは悔しさを胸に力強く突き進んでいきますので、引き続きご支援,ご声援の程よろしくお願い致します。

2020EVERGREEN 主将 QB#6 金和達也