こんにちは、新2年トレーナーの根本陽透(ねもと はると)と申します。
コロナウイルスの影響で思うように活動ができていませんが、「新歓の時期」ということで、僕はこの文の中で、新入生の皆さんが抱いているであろう質問に答えたいと思います。
「どうして大学でも部活動をしているんですか?」
人生の夏休みとも形容される大学四年間を部活動に費やす。これを聞くと部活動に全力を注ぐ僕たちが不思議に思えるかもしれません。授業の課題には追われるし、バイトもあります。
けれど、一年間を振り返ってみると、部活動を通して自分は成長していたことに気づいたのです。それも座学では決して身に付けることのできないものでした。
部活動に入って痛感したことは、「自分の居場所は、自分で作らなければいけない」ということです。誰かに信頼され、求められている人は、自分で問題を見つけて解決策を考え、行動に移していました。高校で椅子に座って勉強していただけの僕には、問題を見つけてもそこからどうすればいいか分からない。ましてや実際に行動に移すことはなおさらできませんでした。
しかし、そのような人たちの行動を見て、聞いて、実際に試してみることで、僕にはなかった「自主性」が出てきたのです。
僕が実際にやってみたことは、自分の得意なことである「情報をまとめ、見やすくする」
ことです。これまで細かいルール改変が多いトレーナー業務において、順次更新されるマニュアルのようなものはありませんでした。そこで、ルールや役割をまとめたガイドラインを作成し、トレーナー全員に共有しました。これを見ながら次の日の、自分達の役割や流れを全員で共有しやすくなり、仕事がスムーズに行えるようになりました。これをきっかけに、ミーティングで議事録を任されることもありました。
これは小さな一歩かもしれませんが、自分の起こした行動がチームの役に立つ。これは、以前の指示待ちだった自分と比べると大きな成長だったと思います。
その中で見つけた、僕が部活を続けようと思った言葉をお伝えします。
「楽と楽しいは別」
やりがいを見失っている旨をコーチに伝えたとき、「一度自分と向き合いなさい」と言われました。そこで自分の中をよく振り返って、紙に書き出してみたり、大学一年間の日記やメモ書きを改めて読み返してみたりしました。ここで、さっきの言葉と出会い、気付きました。
「これは楽な方に逃げている、楽なことは悪くはないが、楽は楽しいにはなり得ない」と思いました。楽では充実も達成も成長も、スリルもドキドキもない。学校では学べないようなことを体験する充実感、実際に行動してみるドキドキ、過去の自分はこれを求めていたのだ、と認識できました。
「どうして大学でも部活をしているんですか?」
この答えは、『この部活は学校や日常生活においてはできないような成長を実感できる場だから』です。
大学の授業では教えてはくれない経験が、EVERGREENではできます。
授業では成し得ない成長ができる環境が、EVERGREENにはあります。
その仲間に皆さんが加わることを心からお待ちしています。
一緒に大学生活を楽しいものにしましょう。
TR#030 根本陽透(ねもとはると)