誰でも活躍できるアメフト!

新2年LB/OLの今拓海です!

昨今はコロナウイルスの蔓延で社会が大きく混乱状態に陥っており、皆さん大変な状況かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか? 特にこの春から新生活をスタートされる方々は長い自粛期間で不安が募るばかりでしょうが、事態が収束する時が来るまで精一杯今できる事をやりましょう!

私がアメフト部に入部した背景について話そうと思います。鍵となるのは僕が浪人したことで感じた「人との繋がりの大切さ」です。
小中高と本当にありがたいことに沢山の友達に恵まれました。しかし浪人したことをきっかけに、その友達たちに会うことが減り、会話する対象が家族だけになり、寂しい気持ちを押し殺しながら勉強に励んでいました。だから、大学に入ったらサークルや部活など人との繋がりのある団体に所属しようと決めていました。その時にEVERGREENの先輩達に勧誘されて流されるように入部を決めました。

しかし、部活に入ったまではいいのですが、現実は甘くありませんでした。今でこそ体重は増えましたが、入部当初は背も低く、体重も50キロ後半、特別足が速いわけでも、球を上手く投げれるわけでもありませんでした。つまり、私には特に人より秀でた才能がなかったのです。

ここで私はLB(ラインバッカー)というポジションを選びました。このポジションはディフェンスのポジションで、体が大きいことが求められ最前線で戦うDL(ディフェンスライン)と俊敏な動きで相手のパスをカットするディフェンスの最後方に位置するDB(ディフェンスバック)の間に位置するポジションです。主に相手のパス攻撃にもラン攻撃にも絡み、仲間に指示を送る司令塔のようなポジションです。最低限の体格はいるもののDLのような圧倒的なパワーや、DBのような高い身体能力よりも、マルチな能力を必要とするポジションです。突出した才能を持っていなくても、全ての能力を少しずつでも上げようと頑張った結果、去年は何度か試合に出ることができました。アメフトは誰でも活躍できるスポーツです。新入生の中で私と同じように、自分には他人より秀でた能力が無いと思っている人ほど、アメフトをやって自分の長所に気付いて欲しい!と思います。

しかし私にも部活を辞めたいと思う時期もありました。部活の活動はもちろん、ウェイトトレーニング、食トレ、アメフトを勉強する時間、さらに学校の課題やアルバイトなど今まででは体験したことのない様な目まぐるしい日々が続き、夏が終わる頃には辞めたいという感情が強くなってきました。

それでも、私が辞めなかった理由は二つあります。
一つ目は、自分は今まで部活動に真剣に打ち込んだ事が無かったからです。中高とソフトテニスをやっていて、サボることなく部活をやっていたのですが、試合はどうせすぐ負けるから勝ちにこだわらなくていいと思っていました。どうせ負けるなら練習も流すだけでそんなに頑張らなくてもいいや、と。このことを高校生の最後の大会が終わって後悔していました。だから、EVERGREENでは楽な方に逃げず常に困難な選択をできるような人間になりたいと思って入部しました。辞めたいと思った時は自分がこの部活に入った理由を思い出し、二度と同じ後悔は繰り返さないようにと自分に言い聞かせてきました。

もう一つは、単純に試合に出てみてアメフトの本当の楽しさというものが分かったからです。初めて試合に出た時期は、自分が辞めようかと悩んでいた時期に重なりました。「この試合が終わったらみんなに辞めようか相談しよう。」と思っていました。しかし初めて試合に出て、特にこだわっていたタックルを綺麗に決めることができ、その達成感からアメフトの楽しさをもっと知ることが出来ました。アメフトの面白さは挑戦した人にしかわかりません。今も早く試合が出来る様にならないかと、うずうずしています。

「目標に向かって大勢で努力し嬉し涙を流すことは人生において、めったに起こらないことだ」と、中西コーチがおっしゃっていました。僕はこの仲間たちと全力で戦い目標を達成し嬉し涙を流すことが出来るなら、どんなに辛いことも頑張れる。そう思わせてくれたEVERGREENに入部したことは最高の選択だったと思います。

新入生のみなさんも一緒にEVERGREENで最高の経験をしてみませんか?
コロナウイルスが収束したら、ぜひ部活に遊びに来てください!

※この写真は活動自粛期間前に撮影したものです。

OL/LB#50 今巧海(写真右)