先日の福井大学戦では、EVERGREENとして初の試みを2つ行いました。
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①試合後のお見送り
試合直後、部員が出口付近に整列し、観に来て頂いた方をお見送りさせていただきました。
北陸においてはアメフト自体の認知度がまだまだ低い現状があります。そんな中でも、決して多くはないものの私たちの試合を観に来てくださる観客の方々がいます。そんな方達に、私たちの感謝の気持ちを伝えられる方法はないのか考えました。
「応援、ありがとうございました。」
通常は、試合後のスタンドに向けたたった1回の挨拶だけで終えてしまっています。
けれどそれじゃ足りない。もっと1人1人に直接想いを伝えたい。より近くで。そう思いました。
そんな時、Xリーグのチームが試合直後に出入り口付近に選手たちが集まり、お見送りを行っているという話を聞きました。「これだ。」と思いました。
お見送りでお会いできた皆様。
我々が集まるまでの間、お待たせしてしまい申し訳ありません。観戦後お疲れの中、お待ちいただき、私たちとお会いくださいまして、本当にありがとうございました。
いつも応援してくださっている方々に、直接感謝の思いを伝えることができる時間を、これからも引き続き大切にしてまいります。これからも会場に足をお運びいただけますと幸いです。
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②吹奏楽による応援
金沢大学付属高等学校の吹奏楽部の皆様が応援演奏に来てくださいました。
我々を応援してくださる方々の中には、アメフトのルールがわからなくても会場に来てくれる方もいらっしゃいます。そういった方達のために、ルールの詳しさに関わらず、誰もが楽しく過ごせる試合会場を作り上げられないかと思い立ちました。
もし吹奏楽が応援に加わることができたなら、会場が盛り上がりますし、ちょっとした声を出しやすくなったり、チャンスで手拍子をして参加している感覚を楽しんで頂けるかもしれません。
また、高校生たちにとっても、自分たちの演奏が選手に力を与え、背中を押す。そんな場をチームとして提供できるのであれば、喜んでもらえたりはしないか。そう思い、お声がけさせていただきました。
大学生と、高校生。アメフトと、吹奏楽。やっていることも立場も違うけれど、同じ地域で暮らす者同士が連携し、お互いの力を合わせてより大きなものを生み出すことができたなら、この地域や、応援してくださっている人たちにも、恩返しができると思います。
誰もが楽しく過ごせる試合会場という理想にはまだまだ遠いですが、これからもできることを1つずつ積み重ねてまいります。
金大付属吹奏楽部の皆様。
皆さんにとって、胸を張って演奏できる場所にできるように、球場で演奏をすることに誇りをもってきてもらえるように今後の試合も全力で戦い抜きます。どうか力を貸してください。
この度は、お越しいただきありがとうございました。
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【まとめ】
どちらの試みも、「こんなことやってみたい。」「こんなのやったらいんじゃないか。」という、ちょっとした願望から生まれたものです。
けれど、実際にその1つ1つを実現するには、手間も時間もかかり、簡単なことではない事に気が付きました。
それでも私は、EVERGREENが、多くの人の思いを背負って正々堂々と戦うチーム、勝ちにふさわしいチームになるためなら、みんなと一緒に、これからもどんな事にも挑戦していきたいと思っています。
チームの一人一人が、前節よりも成長した姿を、毎試合皆さんにお見せできるよう日々毎日を真剣に戦います。ぜひ会場でその姿をご覧いただけますと幸いです。
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
3年マネージャー 豊福真維
tymi0406@gmail.com