私は、今まで尊敬してきた先輩を自分が勝たせたいと思ったように、後輩から勝たせたいと思われる先輩を目指し、副将を立候補しました。しかし、6月に行われた3,4年生のミーティングで、3年生から、「4年同士がまとまっていなく、本当の仲間になれていない。こんな4年に付いていきたくないし、誰も4年のためにアメフトをしていない。」と言われました。自分が尊敬してきた先輩とのギャップを大きく感じ、自分の副将としての存在意義を見失いました。変わりたいのに変われないことに葛藤し、楽しかったアメフトも嫌いになり、その理由を考えようとしても辛くなり考え抜くことから逃げようとした時もありました。
しかし、夏の合同練習や夏合宿を経て、「やっぱりアメフトは楽しい、LBとして、OLとしても今まで以上に成長したい」と思うようになりました。夏合宿でコーチにリーダーについて話してもらい、納得感を持って引退するために、夏合宿後にスケッチブックにLBとして、OLとして、副将として、このまま引退したら後悔することやチームの潰すべき課題を思いつくだけ書き出し1つずつ潰すことにしました。これにより、日々少しずつ自分の成長を感じる一方で、新たに生まれる課題に試行錯誤を繰り返しました。
北陸秋シーズンも残すは北陸王者決定戦である福井県立大戦のみです。秋シーズンが開幕し、これまでの福井大戦、富山大戦はどちらも接戦でした。これらは怪我人の多さが問題ではなく、プレーの完成度の低さ、チームのまとまりのなさが要因だと思います。打倒西南を達成するためには、次戦の福井県立大戦に勝利することは必須です。そのためにも学年問わずチーム全員が「福井県立大学を倒す」という、同じ方向を向かなければなりません。
そのために副将として、「勝ち」に繋がる全ての準備を最後までやりきります。相手が福井県立大なら本当に止まっているか、先制点をとられるかもしれない、いきなりオンサイドキックをしてくるかもしれないなど、想定される最悪の場面や福井県立大に勝つにふさわしい努力をできているかを日々考え、試合を想定した練習で考えられる課題を潰していきます。10/27には全員が「ここまでやりきったから勝てる」と自信を持ち、チーム一丸となって臨めるようにします。決して簡単なことではありませんが、ここまで築きあげて頂いたOBさん、付いてきてくれた後輩たち、打倒西南を成し遂げるという目標のためにも、福井県立大学を打ち負かすにふさわしい努力を最後の最後まで続けていきます。
10/27(日)福井県立大学戦、必ず勝ちます。応援宜しくお願いします。
2019EVERGREEN 副将
#51井川創太