10/27(日)に行われた北陸リーグ最終戦である福井県立大学戦は7-14で敗戦し、この試合を持ちまして、2019EVERGREENは終了いたしました。
私達は2017、2018と2年連続、西南学院大学GreenDolphinsに敗れてきました。その悔しさを胸に、2019EVERGREENは「打倒九州」を目標に掲げ、始動しました。
しかし、新チームでの春シーズンの試合の結果は、どれも到底満足のいくものではありませんでした。がむしゃらに練習しているのに勝てない。主将としての自信を失い、それがチームの雰囲気にも伝わっていき、とても苦しい日々を過ごしました。
「4年としての覚悟が足りない。」
私たちの学年は、何度もこの言葉を言われました。4年で話し、コーチと話し、下級生とも話し、私たちにできることは、「毎回の練習が勝負だと思って声を出し続け、自分の責任を全うすること」でした。それから夏合宿を越え、秋シーズンに入っていくにつれて、自分の意志を持って自ら行動する1年生も増え始め、他にもどんどん上達しチームに貢献していく下級生が、本当に頼もしかったです。
そして迎えた福井県立大学戦。九州に挑戦するためには絶対に負けてはいけない、北陸リーグ最後の試合でした。この日に向けて、最後の1ヶ月は時間・日程の許す限りできることを全て行い、「これで負けたら仕方ない。」と言える行いを常にしてきました。下級生の中からも「今年がラストシーズンだと思って取り組む。」と言葉にしてくれた者もいました。このとき初めて、チームが同じ方向を見て1つになっていることを感じていました。
しかし結果は、あと一歩のところで力及ばず敗北してしまいました。「がむしゃらに頑張っている。」ただそれだけで勝てるほど勝負の世界、フットボールの世界は甘くない。結果が全て。そう強く思わせられた1年でした。けれど、チームが1つとなって追い込んだ最後の1ヶ月間に間違いはなかったと、胸を張って言えます。
最後の試合が終わり、スタンドから聞こえてくる拍手、OBの方々・親族・友人などの声援や笑顔。試合には負けてしまいましたが、私たちを迎えてくれた最後のあの光景は、私にとって一生の宝物です。この1年間、私たちが目標に向けて全力で活動を続けることができたのは、皆さまの熱いご支援・ご声援のおかげです。本当にありがとうございました。
現3年生を中心に、すでに新チームは動き始めようとしています。今年私たち4年ができなかったこと、勝つために必要なことを、彼らなら絶対に成し遂げてくれると確信しています。さらに成長した2020EVEREGREENをもって来年度は突き進んでいくと思いますので、引き続きご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
2019EVERGREEN 主将 橘建志