昨年の福井県立大戦から早くも1年が経ちます。
昨年の試合では1年間の積み重ねの重みを知りました。直前の1ヶ月だけ本気になって練習しても、相手に及ばなかったからです。
ですので、今年は1年間ずっとやり続けて勝つ。自分がオフェンスでチームを引っ張ろうと思い、オフェンスリーダーになりました。そしてオフェンスでは、BIOD(bring it on down/やりきる)というスローガンを掲げました。
しかし、春先から3ヶ月の自粛を余儀なくされ、チームで同じ方向を向くことが難しい時期もありました。そんな中でも今できることをやり続け、BIODの浸透を図ってきました。福井県立大学戦当日まで、オフェンスのスローガンでもあるBIODで、精一杯やり切ります。
この1年、僕は去年より強いオフェンスを作ることができるのか、チームを引っ張れるのか、不安でいっぱいでした。活動自粛で焦りしかなかった時期もありました。しかし、不安はおそらくずっとあるもので、今できることは不安を少しでも小さくなるように努力することだと考え、自粛期間が明けてからはチームメイトやコーチとコミュニケーションをとり、自分が至らないところを助けてもらい、不安と向き合いました。そしてチームでも、ミスをしても切り替え次のプレーを全力でやり切る姿勢が見えてくるなど、チーム全体が1プレーを無駄にしないよう次に気持ちが向くようになってきました。
福井県立大戦は去年より強いオフェンスだと証明するために、35点を勝ち取ります。
勝利以外は意味がないとまでは言いませんが、努力が報われるのは勝利という結果だけだと思います。4年間の自分を、そして、この1年間ついてきてくれた後輩の努力を否定して終わる訳にはいきません。目標に向けて努力してきた全てが意味のある時間だったと証明するために勝たなければならないのです。そして、4年の僕たちはチームを勝たせなければならないのです。
当日は無観客試合となりますが、引き続き、応援の程よろしくお願い致します。
2020EVERGREEN オフェンスリーダー
#2 堀恵輔