WRの魅力

2年WR/DBの菅原匠です。

先輩に勧誘され、「楽しそう」という軽い気持ちでアメフト部に入部してから、あっという間に1年が経ちました。1年を振り返ると、練習、トレーニング、授業と、することが多く、かなり大変でした。それでもアメフトを頑張れたのは、WR(ワイドレシーバー)というポジションに、やりがいがあったからです。

最初、ポジションを決める時にWRを選んだのは、強く当たりたくないとか、太りたくないとか、そんなマイナスな理由でした。それでもボールをキャッチすることが好きだったため、楽しく練習をしていました。WR に対して考え方が大きく変わったのは、実践的な練習で初めてボールをキャッチした時です。敵であるDB(ディフェンスバック)との駆け引きで、スピードで相手を引き剥がした時の快感と、ボールをキャッチしたことで周りが、わっと盛り上がる感じが、たまりませんでした。WRというポジションの魅力は、ディフェンスとの駆け引きと派手なパスで目立てることだと感じ、徐々にWRにハマっていきました。練習でも負けたくない、絶対にパスを決めたいというプライドを持って練習をする様になりました。

そして迎えた秋シーズン、パスを数回キャッチして最高の気分だったものの、やはり金沢大学はランチームであるため、ランと比べると圧倒的に試投回数が少なく、それは重要な試合になればなるほど顕著でした。オフェンスの戦術であることは分かっていましたが、これはパスユニットがコーチから信用されてないということでもあります。「福井県立大学に負けた悔しさ」と「WRとしての悔しさ」の両方を抱えたまま秋シーズンが終わりました。これまでの人生で一番悔しかった経験でした。

今年は二度とそんな悔しさを味わいたくないので、重要な試合でパスを投げさせてもらえるよう、練習量や結果でコーチの信用を得て、パスプレーがオフェンスの一つの武器となるようにします。

また、今年の個人の目標はタッチダウンを取ることです。福井県立大学へのリベンジのため、自分達の目標である「関西挑戦」を果たすため、自分のパスでチームを勝たせます。

コロナウイルスも収まりつつあり、練習再開が近づいている中で、目標を実現させるため、今できることを全力でやりたいと思います。

※この写真は活動自粛期間前に撮影したものです。

WR/DB#14 菅原匠(写真右)